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以前、「腰につけるコルセットはずっとつけていてもいいものですか?」とのご質問に少し付け加えです。
腰痛の方がつける体幹コルセットは、麻痺した身体を矯正するものではなく、足りない体幹筋力を補う装具です。これは、装着することで体の機能(筋力)が補われ、大変楽になります。
時に、体幹コルセットについて「コルセットなしではいられない。」と言った言葉が聞かれることがあります。体幹筋力が不足して腰痛が起きているからと体幹コルセットを使うと「体幹筋力(腹筋や背筋)は楽をする」のですから、ますます筋力が低下してします可能性があります。そうするとなおのこと「コルセットなしではいられない」ということになってしまいます。
次に、片麻痺者の麻痺にした足につける下腿装具や変形した膝につける装具、あるいは神経が麻痺してタランと垂れ下がった足先(下垂足)につける装具などの「身体の麻痺や変形に対する矯正のための装具」についてです。
これらの装具に対して、「使っているとクセになって、よくない」とか「使っているとなしではいられなくなるから、なるべく使わない」といったことが聞かれることがあります。
これは「間違った考え方」であるとはっきり申し上げます。すでに起こっていて、多く場合は、それが固定状態にある障害に対する装具なのですから「使わない方が危険」なのです。それどころか、使わないでいるために新しい障害を引き起こすことがあります。
片麻痺者の場合は「反張膝」(膝が後ろに逆「くの時」型に曲がってしまう障害)や足先が引っかかるための転倒事故が起こる可能性があります。膝の変形の場合には装具を使わないでいるために変形がどんどん進んでしまったりします。
つまり、これらの方々にとって補装具は「もはや身体の一部」として考えるべき「ないと困るもの」なのです。「装具を使いたくない」という気持ちが、心的な障害受容の問題の現れとして聞かれることもよくあります。つまり、何かを装具なしでも普通に歩けるようになりたいという願望が「装具はクセになる」という言葉になってしまうのでしょう。
今日の当直は、内科医師です。
明日、6月3日(土)の宿日直は、内科医師です。
明後日、6月4日(日)の宿日直は、内科医師です。
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