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KENOSPOUDI/AN

KENOSPOUDI/AN(軽挙妄動)

     
 

季節の変わり目

 パソコンの修理をしておりますが、今年になって目立って多いのが液晶ディスプレイ一体型のデスクトップパソコンです。特に製造が2005年前後のものです。この頃のパソコンは大量の電力を消費し発熱が多いのが特徴で、主にCPUの廃熱不良と電解コンデンサのパンクが原因です。本体のファンがヒューヒュー鳴ってるのは掃除したほうがよろしいようです。

 具体的な症状は、突然電源が切れる、電源が入らない、ピーピー音がして起動しないというようなものです。発熱が多いので冷却ファンの風量がもともと多く、ホコリが詰まりやすいので、うまくすると掃除だけで直ることもあります。しかし詰まってから長い間使ったパソコンは、熱の悪影響で周囲の部品が劣化している事も多く、なかなか一筋縄では行きません。なぜこの時期に多いかと言えば、暖かくなるからです。つまりパソコンの調子で季節の変わり目を感じる事になるわけです。

 電力消費が多いということは部品の劣化も早いものです。余裕を持って容量の大きな部品を使っていればまだマシですが、なぜかこの頃の製造のパソコンは設計がギリギリのものが目に付きます。350Wは欲しい電源容量が 169Wしかないとか、コンデンサの耐圧が16V欲しいのに10Vしかないとか。日本の一流メーカーがこんなもの売っちゃダメだと思うんです。特にN社とF社。

  写真はピーピー音がして起動しないパソコンの基板です。赤い矢印がパンクしかかってるコンデンサ。電源を入れたときの音のパターンはメモリーの異常で起動しないというもので、周辺のコンデンサの頭の皮がむけているのがわかります。メモリーに規定の電圧がかかってない可能性が高いです。これをメーカー修理に出すとマザーボード交換で\57,000だそうです。うちは劣化した部品だけを交換してその半額以下で直しますが、たとえそれで直ったにしてもすぐに電源のコンデンサの寿命が来るかもしれないし、液晶パネルのインバーターも不安です。お客様には「とりあえず数千円で起動できるようにするから、今のうちにバックアップを取って、近いうちの買い替えを検討してください」とお伝えします。またすぐ壊れそうなものにお金かけるのはもったいないですから。

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